ビッグ・ファイブ(特定5因子モデル)って何?

 今回はビッグ・ファイブ(特定5因子モデル)についてです。

ビッグ・ファイブとは、人の性格は5つの因子の組み合わせからできているという考え方です。ゴールドバーグ,L.Rが提唱しました。

 

5因子には

神経症傾向・・・感情が安定しているか

☆外向性・・・積極的、社交的か

☆開放性・・・新しいものへの親和性、好奇心

☆調和性・・・対人関係への志向性

☆誠実性・・・目標達成への気構え、集中力

 

があり、ビック・ファイブに基づいた検査ではそれぞれ得点を出します。(コスタ,P.T.とマックリー,R.R.によるNEO-PI-R人格検査があります。)

神経症傾向

高いと心配症、神経質、感情的

低いと感情的でない、安心している、苦痛に耐える

☆外向性

高いと社交的、活動的、楽観的

低いと控えめ、冷静、仕事中心

☆開放性

高いと好奇心のある、興味が広い、創造的

低いと伝統的、地に足の着いた、興味が狭い

☆調和性

高いと柔和、人を助ける、騙されやすい

低いと皮肉っぽい、疑い深い、粗野

☆誠実性

高いとしっかりした、頼りになる、一生懸命

低いと目的がない、怠惰、快楽的

 

といった特徴があるといわれています。

 

参考になれば幸いです。